一般不妊治療について
当クリニックで行っている一般不妊治療についてご説明いたします。
タイミング療法
超音波やホルモン検査などで排卵日を推定し、性交日を指導する治療法です。特に排卵障害や排卵日が不安定な方に効果があります。
人工授精(AIH)
子宮内に調整した良好運動精子を直接注入する方法です。"人工"とついていますが、精子が子宮頚管部を近道できる以外はほとんどタイミング療法と変わりありません。目安としてタイミング療法を5~6回行います。残念ながら妊娠しない場合には人工授精となります。人工授精で妊娠できる方は5~6回までにほとんどが妊娠できるので、妊娠しない場合には、体外受精をお勧めすることになります。
不妊原因に対する外科的治療
不妊原因と考えられる要素に対して手術療法が行われる場合があります。代表的な手術に、子宮内膜症や子宮筋腫に対する腹腔鏡手術、多嚢胞性卵巣症候群に対する卵巣多孔術、卵管閉塞に対する卵管鏡下卵管形成術などが挙げられますが、当クリニックでは行っておりませんので担当医が必要と判断した場合は手術可能な高次医療機関へ紹介させていただきます。